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252cm長のパドル

252cm
252cm

少年がもし 路地で 長い棒を振り回していたら、やめさせます が 気がとがめます。

それが楽しいのは 私も 知っているからです。

高校生の頃、植木屋のバイトなどで4〜5mほどの竹材をあつかったのは 注意が必要ですが楽しかったです。

 

最近、海でカヤックを漕いでいて なんか楽しいなと思っていましたが、カヤックもパドルも結構 細長いですね。

スピードがでるシーカヤックですが 沖でただ漕ぐだけより、岩場を小回りきかせて縫って走るのは楽しいです。

 

狭い岩場を抜けるのは、トラックから竹材を降ろして家の間を縫って運ぶのに似てる感じがするし

やむを得ずパドルをブンブン振り回す動作が連続して、路地にいた少年と、やっていることは同じ。

 

長めのパドルが好きです。自分のを測ったら252cm ありました。

YT17シーカヤックを造るときに出る スプルース材のちょっと木目が悪いところは自分達のパドルにしてます。

しょっちゅう 削り直してます ので、塗装は その辺に在ったキシラデコールです。

最初は左右対称、上下対象、表裏なしの形でしたが、いろいろ削って今の形になりました。今後も変わります。

これの漕ぎ味は好きですが この形を 人にすすめる気はありません。

 

以前から16フィートのラウンドハルと、シングルチャイン ハルのシーカヤックを持っていて、次に14フィートのダブルチャイン ハルのタイプを作って、17と18フィートのマルチチャイン ハルのを貸してもらって乗って、仕事で15フィートのラウンドハルのポリ艇を使っていて、いろいろ感じて、

水線長17フィートのラウンドハルで バウが太めで丸い、スターンが細めで少し角い形が良いなと思う様になって、今そう思ってます。

 

わりとちょこまか曲げて走るのが好きなわりには、YT17に17フィート水線長を選んだのは、海のうねりの波長とのバランスだとか、巡航速度とか、岩場での回転性だとか セーリング性能とか 2次安定性とか、理由は多々有って、

この形は人にすすめたいと 思っています。