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バウ・ライン

バウからラインをとって自分の体に頑丈につなぎます。

パドル・リーシュラインと同様に、これを装備すべきという意見と

不要、邪魔、かえってトラブルの元になるという意見とに分かれますが、

私は両方ともつなぐ派です。

釣りに夢中になっていてパドルを流してしまい、素手で漕いで追いかけた経験があります。

崩れ波の中でウッドカヤックを無傷で着岸させるとき、波のサイズによって数種類のテクニックが

ありますが、中でも荒れ気味の海岸ではまずカヤックから降りて、転覆させてハルで崩れ波を受けながら、バウラインを

引っ張り自分がアンカーになって波のパワーがなくなるゾーンまで達し、足が着くならそこからは普段通りにあがります。

 

波に翻弄されるシーカヤックは近づくのも危険な状態です。

バウやスターンを狂った様に跳ね上げるピッチングは、転覆させることで やや おさまります。

バウラインの素材は庭の散水ホースが適してます。

バウから2mくらいまでは散水ホース、そこからスターンを回れる程度の長さの8mmロープを延長して自分の体につなぐ。

短いと、スターンに用事があっても行けません。

全部が丈夫なロープだと舟か自分が破損します。

切れると困ります。

切れないで伸びる素材ならホース以外でも良いです。

サーフボード(ロングボード)用のリーシュコードは切れました。

SUP用のものは試していません。

他の素材も切れるかどうか、荒れたゾーンで試すのも一苦労ですから、散水ホースを使用してみて下さい。