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南伊豆 石廊崎(本瀬〜子浦)

本瀬海岸9:00

YT17とキャパ17ft の2艇で出艇

風は所により 2〜15m不安定、 風向きは北東〜不安定。

波高は所により0.3〜1.5m不安定。

遊園地ではあるまいし、すばらしい風景ですごく楽しいのに人で混雑していないのには当然理由が有ります。

圧倒される様な南伊豆の絶景を楽しみたいならば、海況、気象の不安定さはその付録かなと思い、覚悟してから行きます。

 

本瀬を出て直ぐ石廊崎を通過したらしいのですが、私は軽いパニック状態で そこがどこだか解らなかった。

灯台も展望台も見えなかった。

強い追い風と追い波と追い潮の海面に変な顔がズボッと付きだしたのは見ました。

後で教わって ウミガメが頭を出して息継ぎしたのだと解りましたが、軽いパニック状態では、

グレーの変な顔にしか見えなかったです。

 

覚悟が足りなかったです。

覚悟が具体的でなく、うまくいかなかった。

不慣れな海での 当てづっぽうな、雑な覚悟では、海上で私の動きは硬かった。

具体的な内容の覚悟が出来ていれば、例えその内容が間違っても わりと心は落ち着いたまま、

ごく軽めのパニック状態で体の動きは海面にうまくフィットする。

地元の海ならそうなるはずでした。

この日 石廊崎沖で私の硬いパドリングは追い波に対して速度がやや速かったし、

スピードの上げ下げ のリズムも追い波と追い潮に合っていなかった。

体重移動も後ろ荷重一辺倒で柔軟ではなかった。

 

不安から来る 体の硬さを強制的に柔らかくする何らかの方法を今後、用意します。

 

石廊崎を超えて入った 奥石廊からは天国でした。

 

千畳敷で上陸しておにぎりと魚肉ソーセージを食べ、イカリ豆をかじって崖の地層を見ながら談笑。

南伊豆の岸壁に見る多様な地層はまるで巨人がいたずらで作った様な有り様で、笑いながら観察。

 

崖や地形によって変わる不安定な風が、後半は解るようになって かえって面白かった。

もう一回、ウミガメに会えて、今度はカメだと認識出来ました。

崖を見ていたら水中も見たくなり、家に帰ってから 釣りナビくんサイトで海底図をチェック!

 

今後はこの海底地形図を見てから潮見、海流、気象を予測して 覚悟を決めるといいかなとも思います。

崖の影響であれだけ風が振れるなら、海底の地形で海流や波にいろんな事が起きるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南伊豆沖 海底地形図
南伊豆沖 海底地形図