ウミウ 群

1号艇 田中です。

茅ヶ崎の浜

未明に 出艇

 北風 5m 凪

 

低空にウミネコの群 在り。

密度の上った 冬の北風を

追っ手に受けて

高速のセーリングで

沖のエボシ岩へ向かいます。

 

未明にはいつも

エボシ岩の先っぽに

ウミウの群がとまっていますが

今朝は居ない様に見えた。

 

ランニングのまま

そこへ突っ込んだら

ウミウ達はいつも通り

とまって休んで居ました。

 

群をおどろかせ

一斉に飛び立たせてしまった。

「そういうことを するなよ」と

いつも言われている。

鳥だからとは言え 飛行に

かかるエネルギー消費は

大変大きい。

またその分を

食べなければならない。

食べる魚を捕るにも

またエネルギーは消費される。

 

ウミウ達はとても

おっくうそうに飛ぶ。

なんだか飛ぶ事は

好きではない様だ。

 

言い訳をすれば

暗くて私には

彼らが見えなかった。

ウミウは全身が黒い。

 

私の夜目も

だいぶ効かなくなった。