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複雑とシンプル

YT17の装備は

基本的には最初に半場さんが思いついて

簡単なつくりで試作してみて

それを半場さんと田中が

海と湖で別の用途で使って

壊して、直して、何度もそれを繰り返して

田中が複雑化して、それを半場さんがとがめて

反省して 試作し直して、それを繰り返して

最後は田中が全能力を発揮して仕上げて

それを半場さんが評価して採用。

 

若い方が発想がやわらかくて

歳をとると固くなっていくと

ちまたでは言われていますが、

我々の間ではそれは決まっていません。

 

 

 

この装備が 複雑なのか、シンプルなのか

その開発と評価を

半場さんは軍手を三枚重ねにしてはめて

両手を不自由にしてから試すし

田中は夜にライト無しで海上で試せるまで

使い込んでから、しています。

 

茅ヶ崎産業フェアに出展したのは

実際にコクピットに座って頂いた状態で

これらの装備を操作してもらっているときに

実際に起こり得る、良いこと悪いこと を

想定してみてもらいたいと思ったからです。

 

産業フェアでは沢山の方とお話しさせてもらいました。

YT17については詳しい性能や楽しみ方、

セーリングの話など多くの方に興味を持ってもらえて

とても嬉しかったです。 

中には購入についてのお話もありました。

その方は、YT17は独特の性能から

自然散策に最も適したカヤックであり

その楽しみ方を、私の話の中から理解して頂けた

と思いとても嬉しかったです。

これから一緒にYT17に乗る中で色々知って貰いたいです。