半場です。
アクアミューズ、セーリングカナディアンの操船についてです。
まずメインシート固定用のクリートをつけます。
ラダーの固定用に両舷にまたがるショックコードをつけ、そして着席位置の床におしりのための薄いクッションを敷きます。
それと セール面積を調整するリーフポイントシステムがあれば理想的ですね。
準備はオーケー 。
で、ビーム直後位置に、ビームと平行=進行方向直角に寝そべるのです。
脚は外、ちょうどはまり込んで気持ちが良いです。(まるでゆりかご)
大体の向きにトリム.ヘルムを調整したら両手離しで あとは船任せです。
風の変化による多少のヒールやセイルのシバーは 船が勝手に調整してくれます。
多少のブローでも船がヒールし、同時にすこし風上に登りることで風を逃し、それらが終わると元のヘルムに戻る不思議な現象を味わえます。
これは設計に盛り込まれた自動操船です。(ハルの表面を流れる水の生む正圧と負圧のバランス変化を利用している)
これが横山晃氏の言う、いわゆる手放し帆走です。
怖い経験ですが30度に達するヒールで乗り手が落ちそうな状況でも沈せず船体は粘り続けるのです。(これが横山晃氏の言う、いわゆる粘り腰)
このことは、残念ながらアクアミューズ乗りの殆どが知らず、簡便なカッ飛び船として終わっています。
私は同じ設計の大きめなセーリングカナディアンに乗り、船任せでウツラウツラと過ごすのがとても楽しのです。
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